Googleが検索の基礎とテクニカルSEOの学習プレイリストを公開
Google検索セントラルが2026年10月6日、検索の基礎(初心者向け)とテクニカルSEOの2つのYouTubeプレイリストを公開。収録トピックと、アフィリエイトサイト運営者の使い分けを整理します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
Googleの検索セントラルは2026年10月6日、検索の仕組みを学ぶための「学習プログラム」として、YouTubeの2つのプレイリストを公開したと発表しました。1つは初心者向けの「検索の基礎」、もう1つは開発者やテクニカルSEOの担当者向けの「テクニカルSEOの基礎」です。これまで検索セントラルのYouTubeチャンネルには、数百本の動画がシリーズごとに並んでいて、ゼロから順番に学べる道筋を見つけるのは難しい場合がある、とGoogle自身が書いています。アフィリエイトやブログで収益化を目指す人が、Googleの公式な説明から入門しやすくなった形です。投稿者は、検索アドボケイトのDaniel Waisberg氏です。
なぜ「プレイリスト」にまとめたのか
検索セントラルのチャンネルは、長年、「初心者向け検索」、「Ask Googlebot」、Search Consoleのトレーニング、「Search Off the Record」といった複数のシリーズを公開してきました。シリーズ単位の構成は、詳しい解説やエピソードごとの更新には向いていますが、全体を見渡して学ぶ順番を決めるのは難しい、とGoogleは説明しています。そこで、始めたばかりの人にも、大規模で複雑な技術インフラを管理している人にも使えるように、内容を2つのプレイリストに整理しました。どちらも検索セントラルチャンネルの再生リストとして公開されていて、ライブラリへの保存や、チームとの共有、今後のチュートリアルや詳細解説への登録もできると案内されています。YouTubeでの表示では、10月19日時点で、初心者向けが15本、テクニカルSEO向けが21本でした。
初心者向け「検索の基礎」は、仕組みとSearch Consoleとトレンドの3本立て
対象は、ウェブサイトの所有者、マーケティング担当者、コンテンツクリエイター、SEOの初心者です。Googleがコンテンツをクロールし、インデックスに登録し、検索結果に表示する仕組みや、検索結果での見え方を整える方法、そしてGoogle Search ConsoleとGoogleトレンドでパフォーマンスを測定する方法を、コアとなる概念から実践的な測定まで学べるように設計されている、とされています。取り上げるトピックは、次の3つです。
- 検索の仕組み:クロール、インデックス登録、検索結果の表示の概要と、検索結果の構成
- Search Consoleのスタートガイド:設定の確認、パフォーマンスレポートの分析、Search Console Insightsの活用
- 市場とコンテンツの分析情報:SEOにGoogleトレンドを使い、話題のトピックを見つけるための実践的なガイド
アフィリエイトサイトの運営者にとっては、特にSearch Consoleの使い方が実用的だと考えます。どんな検索語で表示され、どのページがクリックされているかを確認する作業は、記事の改善の出発点になるからです。Googleトレンドで話題を見つける方法も、記事のテーマ選びに役立つはずです。
「テクニカルSEOの基礎」は、問題にぶつかったら該当部分を見る
こちらは、デベロッパーやテクニカルSEOスペシャリスト向けで、Google検索の基盤になっているインフラに焦点を当てた再生リストです。基本的な内容は省略され、サイトの健全性、クロールバジェットの最適化、レンダリングの考慮事項、大規模なデバッグに絞られています。3つのトピックは次のとおりです。
- クロールの指示とサイト構造:robots.txt、クロールの統計情報レポート、クロールバジェットの管理
- 大規模なインデックス登録とデバッグ:インデックス登録の問題のトラブルシューティング、URL検査ツールの効果的な使い方、重複コンテンツの管理
- 配信、レンダリング、API:ブラウザがSEOのためにHTMLを解析する仕組み、ページの重さに関する考慮事項、Search Consoleの一括データエクスポートとAPIを使った作業の自動化
私は、数十ページ規模の個人サイトなら、クロールバジェットを意識する場面は多くないと考えます。まずは初心者向けのほうから見て、重複コンテンツやインデックスの問題にぶつかった段階で、こちらの該当する動画を見る、という使い分けが現実的です。このサイトでも、関連する基本は、SEOとは、canonicalの指定方法、noindexの設定などで整理しています。
公式プレイリストで学ぶ利点は、情報の出どころを確かめやすいこと
SEOの情報は、個人のブログやSNSにあふれていて、中には古い説や、根拠のない「裏ワザ」も混ざります。検索の仕組みを、Googleの担当者が自分で説明している動画で学べる場があるのは、情報の出どころを確かめやすいという意味で助かります。私は、まず初心者向けの再生リストを一通り見て、自分のサイトの現状(インデックスされているか、検索でどう見えているか)をSearch Consoleで確認するところから始めるのがよいと考えます。動画を見るだけでなく、手元のサイトの画面と見比べながら進めると、理解が定着しやすいからです。
ただし、公式ブログは、既存のコンテンツを2つのプレイリストに整理したと説明していて、ポリシーの変更や新機能の発表は含まれていません。見るだけで検索順位が上がる、といった性質のものではない点には注意してください(これは筆者の補足です)。
本数を比べると、YouTubeの表示で、初心者向けが15本、テクニカルSEO向けが21本と、テクニカル側のほうが厚く組まれています。アフィリエイトサイトで見落としやすいのは、テクニカル側に入っている「重複コンテンツの管理」と「URL検査ツールの使い方」です。ASPのパラメータ付きURL、タグやカテゴリーのアーカイブ、構成の似た比較記事が増えると、数十ページの規模でも同じ問題が起きます。そのため、2本の使い分けは、サイトの大きさではなく、Search Consoleの「ページ」レポートに、重複や除外が出始めたかどうかで決めるのが実務的だと考えます。
出典
- 新しい学習プログラム: 検索の基礎とテクニカル SEO に関する YouTube の厳選プレイリスト(Google 検索セントラル ブログ、2026年10月6日)
- Google 検索セントラル ブログ(記事一覧)
2026年10月19日時点の情報です。
本記事は情報提供を目的としており、収益を保証するものではありません。法律・税務に関する内容は一般的な情報であり、個別の判断は弁護士・税理士などの専門家や公的機関の最新情報でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。