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PASONAの法則とは構成の6ステップと書き方の例

PASONAの法則は、問題提起から行動の促しまでを6段階で組み立てる文章の型です。各ステップの書き方、例文、使いすぎると煽りになる注意点、記事への当てはめ方を整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

PASONAの法則とは

PASONA(パソナ)の法則とは、読者の行動を促す文章を、6つの段階で組み立てるコピーライティングの型です。日本の営業・広告の分野で広く使われており、セールスレターやLPで見かけることが多い手法です。

6つの頭文字は、次のとおりです。

頭文字 英語 日本語
P Problem 問題提起
A Affinity 親近感
S Solution 解決策
O Offer 提案
N Narrowing down 絞り込み
A Action 行動

※ステップの名称や数え方には、後からの派生形(NとAを分けたもの等)があります。この項目では、一般的な6段階で説明します。

型は便利ですが、読者を急がせる表現とも相性が良いため、使い方を誤ると煽り表現や不当な表示につながります。2026年10月時点の公的な考え方を踏まえて整理します。

基本(6ステップの役割)

  1. Problem(問題提起): 読者が抱えている悩みを、具体的な言葉で示します。
  2. Affinity(親近感): 「同じ悩みを持つ人がいる」「気持ちが分かる」と共感を示します。
  3. Solution(解決策): 悩みを解決する方法・商品を示します。
  4. Offer(提案): 商品の内容、価格、特徴など、具体的な提案をします。
  5. Narrowing down(絞り込み): 「どんな人に向くか」「期間や数量の条件」など、対象を絞ります。
  6. Action(行動): 申し込み・購入などの次の行動を案内します。

具体例(ステップごとの文例)

在宅ワーク用の椅子を紹介する記事を例にします。

ステップ 文例
P 在宅で仕事をしていると、夕方に腰が重く感じることはありませんか。
A 私も長時間座ると肩がこりやすく、椅子選びで迷う気持ちはよく分かります。
S 座面の高さと背もたれの角度を調整できる椅子が、選択肢の一つです。
O この椅子は、座面の高さ調整、背もたれのリクライニング、肘掛けの調整が可能で、価格は〇〇円です(〇年〇月時点)。
N 1日4時間以上座る人、体格に合う椅子を探している人に向いています。短時間しか座らない人には、不要な場合があります。
A 仕様と最新の価格は、公式サイトで確認できます。

文例のAffinityは、実体験がある場合のみ書きます。経験していない共感を作り話で書くことは避けます。

PASONAの法則の実践ステップ

  1. 読者の悩みを1つに絞る: 悩みが複数だと、Problemがぼやけます。
  2. 検索意図と合わせる: 「椅子 腰痛」で来た読者には、腰の話から入ります。
  3. 6ステップのメモを作る: 各ステップを1〜2文で下書きします。
  4. 短所と向かない人をNarrowing downに入れる: 絞り込みは、あおるためではなく、合わない人を守るために使います。
  5. Actionは穏やかにする: 「今すぐ」ではなく、「詳細は公式サイトで確認できます」のように案内します。
  6. 記事全体では使いすぎない: 1記事の中で、型は導入部やまとめに限って使うほうが自然です。

PASONAの法則の注意点

  • 煽りに注意: 「今だけ」「残りわずか」などの表現は、事実でなければ景品表示法で問題になるおそれがあります。期間や数量を示す場合は、実際の条件と一致させます。
  • 効果の保証をしない: 「必ず腰痛が治る」のような断定は避けます。特に医療・健康・お金に関わる分野では慎重にします。
  • 広告表記: 報酬を得て紹介する場合は、広告であることが分かるように示します。消費者庁は、広告であることを隠す表示を、ステルスマーケティングとして規制しています(2023年10月から)。
  • ユーザー第一: Googleは、検索順位の操作を主な目的とせず、ユーザーのために作られたコンテンツを求めています。型に当てはめることが目的になると、読者の役に立たない文章になります。

PASONAの法則でよくあるミス

  • Problemで不安をあおりすぎて、読者を不快にさせる。
  • 作り話の体験談でAffinityを書く。
  • Narrowing downが「今だけ」の期間限定表現ばかりになる。
  • 型を守ることに気を取られ、肝心の情報(価格、仕様、短所)が薄い。
  • すべての記事にPASONAを当てはめ、似た文章が並ぶ。

PASONAの法則のチェックリスト

  • 悩みが1つに絞られているか
  • 共感の文が、事実や経験に基づいているか
  • 価格や条件を確認日つきで書いたか
  • 短所や向かない人を書いたか
  • 期間・数量の表現は、実際の条件と一致しているか
  • 広告表記が必要な記事に、表記があるか

PASONAの法則のFAQ(よくある質問)

Q. PASONAは比較記事にも使えますか。
A. 導入部やまとめには使えます。比較の本体は、比較表や基準の説明で組み立てるほうが読みやすくなります。

Q. PREP法との違いは何ですか。
A. PREP法は結論から述べて理解させる型で、PASONAは悩みから入って行動を促す型です。目的が異なるため、使い分けます。

Q. ステップを全部使わなくてもよいですか。
A. かまいません。型は目安であり、読者の状況に合わせて省略や順序の入れ替えをしてよいと考えます。

筆者の見解(PASONAの法則)

PASONAの法則は便利ですが、私見ではアフィリエイト記事では「絞り込み」を、あおりではなく読者を守る道具として使うことが重要だと考えます。向かない人まで書くと、読者の判断を助けるだけでなく、記事の信頼性も上がります。型は、書き始めの整理には役立ちますが、書き上がった文章が「情報の少ないセールスレター」になっていないか、必ず読み返すべきだと考えます。

PASONAの法則の関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、収益を保証するものではありません。法律・税務に関する内容は一般的な情報であり、個別の判断は弁護士・税理士などの専門家や公的機関の最新情報でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。