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GoogleがIndexing APIの割り当てページ更新、承認の説明を削除

GoogleがIndexing APIの割り当てページを更新し、承認申請の説明とフォームを削除。ただし使えるのは求人・ライブ配信のページだけという条件は残っています。ブログ記事の送信に使うプラグインの見直しポイントを整理。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

Googleは2026年10月16日、検索セントラルのドキュメント「Indexing API」の割り当て(クォータ)のページを更新しました。変更履歴では、内容を「現在の割り当ての上限と手続きを反映するよう更新」、理由を「現在の割り当ての上限を記載し、古いフォームを削除するため」と説明しています。これまで書かれていた「デフォルトの割り当てはテスト用で、本格的に使うには追加の承認が必要」という説明と、承認を申請するフォームへの案内がなくなっています。

一方で、Indexing APIを使えるのが求人情報(JobPosting)とライブ配信(BroadcastEvent)のページに限られるという条件は、ドキュメントに残っています。ブログやアフィリエイトサイトの通常の記事を、Indexing APIで「すぐインデックスさせる」使い方が認められたわけではありません。

Indexing APIの割り当てページから「承認」の説明が消えた

英語版の割り当てページ(最終更新 2026年10月16日)と、更新前の内容が残る日本語版(最終更新 2026年7月17日)を見比べると、違いは次のとおりです。

  • 更新前: 「Indexing APIは、テスト用にデフォルトの初期割り当てを設定している。さらに使うには新たに承認を得る必要がある」と書かれ、初期割り当てを超える割り当てと利用の承認を申請するフォームへのリンクがあった。割り当ては「ドキュメントの品質に応じて増減する可能性がある」とも書かれていた。JobPosting/BroadcastEventのページに限るという一文もこのページにあった
  • 更新後: 「テスト用」「承認が必要」という説明と申請フォームの案内がなくなり、デフォルトの割り当ての数値と、割り当てはGoogle API Consoleで確認できること、料金は無料であることだけが書かれている

割り当ての数値そのものは変わっていません。1つのプロジェクトにつき、publishリクエスト(URLの更新・削除の通知)が1日200件、メタデータの取得が1分あたり180件、全エンドポイント合計で1分あたり380件です。1日の割り当ては太平洋時間の午前0時にリセットされます。

海外のSEOニュースサイトSearch Engine Roundtableは、割り当てページのほかに、クイックスタートと「Indexing APIの使用」のページでも承認や初期テストについての記述が削除され、クイックスタートからはサイトマップとの併用を勧める記述も消えたと伝えています。日本語版の割り当てページは、Web Archiveに残る更新前の英語版と同じ内容で、10月16日時点ではまだ「フォームで承認を申請する」と案内しています。

使えるのは求人とライブ配信のページだけ、という条件はそのまま

今回の更新後も、クイックスタートと「Indexing APIの使用」のページには、Indexing APIで使えるのは「JobPosting」か、「VideoObject」に埋め込まれた「BroadcastEvent」のマークアップがあるページだけだと明記されています。求人のように掲載期間の短いページや、ライブ配信のページを、検索結果で新しい状態に保つための仕組みという位置づけは変わっていません。

また、2024年9月の変更履歴で、Indexing APIで送信したコンテンツにもスパムに関するポリシーが適用され、割り当てを超えようとした場合はアクセス権が取り消される可能性があると明確にされており、今回更新されたクイックスタートにも同じ趣旨の記述があります。ドキュメントから承認の説明がなくなったことは、「どのページに使ってもよくなった」ことを意味しません。

Indexing APIを使うプラグインやツールの設定を見直す

WordPressのプラグインや外部ツールの中には、Indexing APIを使って記事のURLをGoogleに送る機能を持つものがあります。ブログやアフィリエイトサイトの記事は、JobPostingやBroadcastEventの対象ではないので、こうした使い方はドキュメントの条件から外れています。運営しているサイトについて、次の点を確認しておくと安心です。

  1. 導入しているプラグインやツールで、Indexing APIを使う機能(Google Cloudのサービスアカウントを設定するもの)が有効になっていないか
  2. Indexing APIを有効にしたまま使っていないGoogle Cloudのプロジェクトが残っていないか
  3. 新しい記事のインデックスは、XMLサイトマップの送信とSearch Consoleの「URL検査」からのリクエストで足りているか

通常の記事を早く見つけてもらうための公式の手段は、引き続きXMLサイトマップと、Search ConsoleのURL検査からのインデックス登録リクエストです。

今回の更新は、承認の説明と申請フォームをドキュメントから外した一方で、使い道の制限とスパムポリシーの適用は残した、という整理だと読めます。「申請が通ったから使ってよい」という判断材料がなくなったぶん、使ってよいかどうかは、マークアップの種類とスパムポリシーというドキュメントの条件で判断することになったと考えます。日本語版だけを読むと、申請すれば通常の記事にも使えるかのように受け取りかねないので、条件が細かく変わるドキュメントは英語版の最終更新日と変更履歴もあわせて確かめるのが確実です。プラグインの画面に「送信成功」と出ても、それはAPIが受け付けたというだけで、対象ページの条件を満たしている証明にはなりません。1日200件という数字も割り当ての上限で、送ってよいページの範囲を示すものではありません。スパムポリシーの適用やアクセス取り消しの可能性を考えると、アフィリエイトサイトにとって、Indexing APIで記事を送るのは得られるものより失うもののほうが大きい使い方なので、この機会に設定を見直し、サイトマップの整備と記事の質に手間をかけるほうが確実です。

インデックスの基本はXMLサイトマップの作り方と送信手順、スパムポリシーまわりは2026年9月のスパムアップデートの記事でも解説しています。

参考にした情報

2026年10月16日時点の情報です。

本記事は情報提供を目的としており、収益を保証するものではありません。法律・税務に関する内容は一般的な情報であり、個別の判断は弁護士・税理士などの専門家や公的機関の最新情報でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。