サイト構築

WordPressの更新とは本体・プラグインを安全に更新する手順

WordPressの更新は、本体・テーマ・プラグインを新しい版にする作業です。更新が必要な理由、更新前のバックアップ、失敗したときの対処、頻度の考え方を初心者向けに整理します。

公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて

WordPressの更新とは

WordPressの更新とは、WordPress本体、テーマ、プラグインを新しいバージョンに入れ替える作業です。機能の追加だけでなく、セキュリティ上の問題(脆弱性)の修正が含まれることがあるため、運営者が定期的に行うべき基本の管理作業とされています。

WordPress公式の更新ガイドでも、常に最新版へ更新することが勧められています。また、IPA(情報処理推進機構)も「安全なウェブサイトの作り方」などで、ウェブサイトの脆弱性対策に関する情報を公開しています。ソフトウェアを最新の状態に保つことは、こうした対策の基本のひとつと考えられます。

アフィリエイトサイトが改ざんされると、不正なリンクが貼られたり、検索結果で警告が出たりして、読者の信頼を失います。更新は地味ですが、サイトを守る手段のひとつです。

基本(仕組み・方法)

更新の種類

種類 内容 更新方法
本体(コア)のマイナー更新 不具合・セキュリティ修正(例: 6.x.1 のような小さな更新) 多くの環境で自動
本体のメジャー更新 機能追加を含む大きな更新 管理画面の「更新」から手動
プラグイン 機能や修正の更新 管理画面から手動、または自動更新の設定
テーマ デザイン・機能の更新 管理画面から手動

公式ガイドによると、WordPress 3.7以降は、マイナー更新とセキュリティ更新が、条件が合う環境ではバックグラウンドで自動適用されます。一方、機能追加を含むメジャー更新は、「今すぐ更新」を押す必要があります。

更新方法は2通り

  • ワンクリック更新: ダッシュボードの「更新」画面から実行する方法。ほとんどの環境で使えます。
  • 手動更新: 最新版のファイルをFTPで置き換える方法。ワンクリックで失敗したときの代替です。

具体例(表・計算例)

更新の作業時間と、手を付ける順序の例です。

順番 作業 目安時間 目的
1 バックアップを取る 5〜15分 戻せる状態にする
2 プラグイン・テーマの更新内容を確認 5分 非対応の有無を見る
3 本体を更新 数分 脆弱性対策
4 プラグイン・テーマを更新 数分 互換性の維持
5 表示と動作の確認 10分 不具合の早期発見

合計はおおむね30分前後です。月に1回行う場合、年間で約6時間です。事故で数日止まるリスクと比べて、確保しやすい時間かどうかを考えます。

確認の対象ページ例は、トップページ、人気記事2〜3本、問い合わせページ、広告リンクが入っている記事です。広告タグやボタンの表示が崩れていないか、特に見ます。

WordPressの更新の実践ステップ

  1. バックアップを取る(データベースとファイルの両方。詳しくはWordPressのバックアップ)。
  2. 管理画面の「ダッシュボード → 更新」を開き、更新の対象を一覧で確認する。
  3. 利用中のテーマやプラグインが新しい版に対応しているか、各配布ページの説明や更新履歴を見る。
  4. 本体 → テーマ → プラグインの順に、1つずつ更新する。まとめて全部ではなく、少しずつ確認しながら進めると、原因が特定しやすくなります。
  5. トップ・記事・広告リンク・フォームを実際に開いて確認する。
  6. キャッシュ系のプラグインを使っている場合は、キャッシュを削除する。公式の手順にも、キャッシュのクリアが書かれています。

WordPressの更新の注意点

  • 本体ファイルを直接編集していると、更新で上書きされます。公式ガイドも、本体ファイルに加えた変更は更新で失われると警告しています。カスタマイズは子テーマなどで行います。
  • 更新中に失敗して「メンテナンス中」の表示が消えないときは、公式ガイドによると、WordPressのフォルダにある .maintenance ファイルをFTPで削除すると、案内が消えます。
  • 何バージョンも古い状態から更新する場合は、公式の拡張手順を確認します。
  • プラグインやテーマの更新は、配布元の更新履歴を見ずに行うと、思わぬ表示崩れが起きることがあります。
  • 長く更新されていないプラグインは、対応状況を確認し、代替を検討します。

WordPressの更新でよくあるミス

  • バックアップなしで更新し、不具合で戻せなくなる。
  • 通知を放置し、数か月〜数年更新しない。
  • 全部を一度に更新して、どれが原因か分からなくなる。
  • 更新後にトップしか見ず、記事ページや広告の崩れに気づかない。
  • 使っていないプラグインやテーマを入れっぱなしにする(無効化だけでなく、不要なら削除を検討)。

WordPressの更新のチェックリスト

  • [ ] 更新前にバックアップを取った
  • [ ] 本体、テーマ、プラグインの更新を確認した
  • [ ] 1つずつ更新し、そのつど表示を確認した
  • [ ] 広告リンクとフォームの動作を見た
  • [ ] キャッシュを削除した
  • [ ] 使っていないプラグインを整理した

WordPressの更新のFAQ(よくある質問)

自動更新に任せてよいですか?

本体のマイナー更新は、既定で自動適用される環境が多いです。プラグインやテーマの自動更新は、便利な反面、不具合時の影響もあるため、重要なものは手動で確認する運用も選べます。

更新の通知が出たら、すぐに押すべきですか?

セキュリティ修正を含む場合は早めが望ましいです。ただし、押す前にバックアップを取りましょう。

更新したら画面が真っ白になりました。

まずバックアップから戻せるか確認します。直前に更新したプラグインを、FTPでフォルダ名を変えて無効化する方法などがあります。手順に自信がなければ、サーバー会社のサポートに相談するのも手です。

PHPのバージョンは関係しますか?

WordPressや各プラグインには、対応するPHPの条件があります。サーバーのPHP設定は、サーバーの管理画面で確認します。要件は版ごとに変わるため、最新は公式で確認してください。

筆者の見解(WordPressの更新)

更新は「やるか、やらないか」ではなく、「バックアップを取って、少しずつ、定期的にやる」ことが大切だと考えます。私見では、月1回の更新日を決めておくのが、初心者には続けやすい方法です。プラグインは数を絞るほど、更新の手間も不具合の確率も減ると考えます。

WordPressの更新の関連項目

出典(一次情報)

本記事は情報提供を目的としており、収益を保証するものではありません。法律・税務に関する内容は一般的な情報であり、個別の判断は弁護士・税理士などの専門家や公的機関の最新情報でご確認ください。「筆者の見解」は一つの考え方です。